20040131

都内のホテルを一口批評。

<好きなホテル>

・ホテルニューオータニ:老舗の中では一番好き。バーはおしゃれ業界人が集う『オーキッド』より別館の『ハイランダー』が落ち着いてゆっくり飲める。スコットランドの太鼓の上にガラス天板を置いたテーブルも◎。一度平日の昼間にクリュッグを頼んで長居して以来、行くたびに「お久しぶりです」と言われるまでに上りつめたけど、従業員が変わっちゃった。可聴ぎりぎりの音量でなぜかビートルズがかかっているのが唯一の難点。

・フォーシーズンズホテル 椿山荘:ちょっと格が違うというくらい立派。お値段も格が違うけど。

・パンパシフィック横浜:派手ではないけれど当たり前のことを当たり前にしているから好感度高し。

・ホテルニューグランド:建物が素晴らしい。山の上ホテル(後述)と比べたらサービスの悪さはあまり感じなかった。バーは好きだけど、レストランはイマイチ。

・日光金谷ホテル:空間的に素晴らしいので各部屋を見るだけで満足。中禅寺湖の方は中途半端な新しさがイマイチ。

<いろいろ疑問の残るホテル>

・帝国ホテル:バーテンダー(たぶん社内でも上の人でしょう)の態度がとても悪かった。わたしは見た、客にすっっごく威張ってたぞ。

・ウェスティンホテル東京:会社の近所ということもあってできてすぐぐらいから行ってたけど『THE BAR』にいたお兄さんはいつも感じが良かった。けどこの人も移動になった。レストラン『THE TERRACE』は人が足りないのか呼んでも全然来ない。派遣スタッフか。

・山の上ホテル:駐車場係の従業員が暴言を吐いて偉い人を呼ぶ羽目になった。それ以外にもサービス悪し。空間と歴史と名前に胡座をかいていると思う。

・都ホテル東京:改装前は古いけど牧歌的な感じが良かったのに、外国人の支配人になって全面改装してからソフトが追い付いていない。価格を上げただけで料理もサービスも最悪になった。トンカツが1片だけ巨大なお皿に乗っていて3000円。一口食べたら干し肉のように硬い。その旨を尋ねたら「これは干し肉です」とニヤニヤしながら平気で嘘を言う従業員(入社2年で責任者だとのたまった)。料理長(取締役)を呼んだところ、一口食べてすぐに焼き過ぎと判明。平謝りでお皿取り換えて手作りマーマレードをお詫びにくれたけどどういう教育をしているのかと呆れた。

・パークハイアット東京:できてすぐぐらいは気持ちのいいホテルだったけど、数年で一気に従業員の態度、サービスががた落ちになった。あ、客もか。

・ホテル日航東京:夕方のルームサービスがないのがマイナスポイント。普通のレストランの何倍もの値段をとるんだから巷の食べ物屋みたいに昼休みするな、といいたい。あとベランダ狭し。

インターコンチネンタルホテルは泊まったけど記憶にないし、記憶がシオシオのパーだから忘れちゃったところもいろいろあると思うのですが、ホテルで記憶に残らないというのは、ある意味本懐だったりするのかな。

20040130

とにかく野茂が大好きなんだけど、衛星もケーブルも入ってないから試合見れないし、ってゆうか野茂が今どのチームにいるかも知らないし、そもそも野球は全然興味ない。「好きなタイプは誰?」みたいなお決まりの質問にタレントや俳優には詳しくないので「野茂」と答えるが、その後の質問には一切ノーコメント(というか答えようがない)で通さなければならないことに嫌気がさし、自分なりに模索はしてみた。深夜のNHKでたまたま試合をやってれば観たし、カレンダーや写真集も手に取ってみたし、こわいくらいな爽やかスマイルと微妙な私服で陽射しの中を歩く野茂写真に明らかにゴーストライターが書いたとしか思えないNAKATA.netばりに心情を吐露する文章のついたエッセイも開いてみた。でも試合は退屈、写真集は「ププ」、エッセイは引いた。全部違ったらしい。ただ、スポーツニュースに野茂が出れば観たいので、もしかしたら「ぶっきらぼうな受け答えをする野茂」というシーンが萌えなのかもしれない。あと、西麻布の焼き肉屋「十々」によく来ると聞いて張り込もうかと思った(例え会えても何の会話も成り立たないと思うけども、野球知らないし)。だからたぶん、当人が好きなんだと思う、野球選手としてじゃなく(じゃあ野茂ってどんな人だよと聞かれてもわかるわけもないんですけど)。以前、人にこのことを話したら「野球に興味なくて野茂が好き? じゃあ野茂がマクドナルドの店長でもいいわけ?」と聞かれ、うーーーん……と悩んでそれはやっぱないと思った。だから、人のやらないことをやるパイオニアとしての野茂もポイントになっているように思う。で、なんでこんなことを言い出したかというとこの写真の背景に飾ってある写真の女は、誰よ。キィィィィィィ!ってことなんですけどね。

20040129

今日もキキララ話ですが、たぶん今回で終わると思う。家も車も全部キキララの方がいるという話を聞き、あいたたと思ったけどよく考えたらその突抜け感は羨ましいです。性別とか年齢とか立場とか考えてる自分はまだまだだと思った。そこまで愛されれば「おもいやり星」からやってきた宇宙人双児も本望というものだ。最近はロシアだの北欧だのからおしゃれなキャラが続々と上陸しているけれど、完成されたフォルムもシックな色合いも、透明なビニールやプラスティックに描かれた水色とピンクのお星さまの前ではなんだか小じんまりまとまりすぎててどうもハマるまでには至らない。1粒1200円の輸入チョコレートよりマーブルチョコレートの方が「ああ、今自分は体に悪いもの食べてます」という自虐も合まっておいしく感じるってのは年をとるほど感じる真実なんじゃよねー。それにしても、サンリオのパクり精神には恐れ入る。最近はサマンサタバサ風とDiorのトロッター風(これは本物)と村上ヴィトンまんまやんなデザインがお目見え。いくらなんでも持てない。で、ショップに行っても欲しい物はあまりなく、もっぱらヤフオクを利用するのだが、なんというか、サンリオグッズの出品者ってわりと大変。もちろん全員じゃないけども、連絡がつかなかったり口座番号が間違ってたり梱包が適当だったりして「くすん」な結果が多い。ま、そんなふうに万難を排した末にたどり着くキキララー(kikilaler)の世界はかっこいいです、きっと。
幽霊も宇宙人も怖いですが、もっと日常的な恐怖といえばハニカム構造です。いわゆる蜂の巣状というやつですが、不思議と二次元(金網など)は来ない。来るのは、半立体で凹型で柔らかいもので、ワーストはなんといってもイタリア料理でよく見かける牛の胃袋、トリッパ、通称ハチノスという食材です。これはもう絶対に食べないけどもし少しでも目の端に入ったら「ギャアアアアア」とか叫びながら仕切りの壁をひとつひとつ破ります。っていうか壊します。でもぶよぶよしてるから戻っちゃいそうでちゃんと破れなくてさらに苛々しそう。あああ考えるだけでおぞましい。けどまあ、トリッパはそんなによく出会う食材でもないのでよいのですが、最近もっと身近なハニカムを発見。それはエノキダケの根元の集団を裏から見たところです!!本当にやばい。けど、今画像を探してネット検索してたらその名もハチノスタケというキノコを発見。見てください、この見事な構造。キノコ類にはまだまだいそうです。

20040128

いい歳してキキララ好きを持って任じるわたしですが、こういうのってシャレとマジの紙一重な感じがスリル満点だったりするけど、アイテムによってはあっち側に行っちゃうというか、完全NGじゃないですかあ。例えばわたしの思うOKはポーチ、ミニタオル、アトマイザー、バニティケースなどの女の子系小物で、NGは布団とか座布団とかぬいぐるみとか家具に近い大きいものなんだけど、Tシャツは良くてトレーナーはやばいだろ、と正直何の法則性もなかったりして、そこで今悩んでるのが財布なんですけどね。なんというか財布って全人格を表わすようなところがあって、なんだかんだ言ってブランドものがやっぱり一目置かれる小物界ではまだまだコンサバな領域だと思うのですよ。かくいうわたしも、なぜかロベルタ・ディ・カメリーノのオーストリッチ風型押し牛革財布を愛用しておりまして「ブランドなんて、ケッ」というわりに恥ずかしながらもかなりベタなことになっとります。ところが最近、そんなエセ・アンチブランドのわたしに財布からの挑戦ともいうべき事態が勃発。気づいたらロベルタのRのロゴ金具が取れて、単なるオーストリッチ風型押し牛革財布へと華麗なる変貌を遂げていました。そんなときにダメ押しするかのように、使い勝手のよさそうなキキララの長財布が彗星のごとく現れて日々悩ますわけです。カードの収納もいっぱいあるし、軽そうだし、すごくかわいい。けど、財布というのは例えば仕事相手とか、わたしをよく知らない人の前で出す機会が多々あるわけで、そんな場面で出したら我が目を疑うかのような視線に出くわすのは必至。でもそんな時のために「あ、これですか?いやあシャレっつうか面白いかな〜と思って。意外に使いやすいんですよ〜」みたいな台詞を鏡の前で練習しても多分言う時ないっていうかそんな機会は与えられない。ああ、どうしよう。でもきっと買うな、わたし。そんで悩みに悩んで一度くらい使ってなにか恥ずかしい場面に遭遇して封印するだろうな。封印する場所は洋服箪笥の左上の引出しな。さ、買ってこよ。
結婚式を教会でするのはやめようという話になった。これは普通なことのようだけど、四半世紀通ってきた(とは言ってもこのところはいわゆる「クリスマス信者」)教会があって竹馬の友の結婚式はみんな教会で行なわれていて神父さまも神父になる前の日曜学校の先生の時代から知っているという状態では、なかなか勇気のいる決断である。けど「カトリックの大仰な儀式が嫌い」(プロテスタントがいいらしい)「神に誓うのに知り合いに囲まれるのは好きじゃない」(誰も観客のいない教会ならいいらしい)「ありきたりで恥ずかしいことはしたくない」(そのどちらかが欠けていればいいらしい。ありきたりじゃなくて恥ずかしいことってなんだろう。裸で熱気球の中で、とか?)といった同居人の意見に図らずも共感してしまったのだ。いっそラスベガスのエルビス教会でするのも面白いかと思ったけど、それは嫌らしい(ワガママ!)。しかし「拾った日が聖ドミニクの日だったから」という理由で(いつだよ)猫に平気で「ドミニク」と名付ける感性の母親に、さてなんと告げようか。
同居人のデザインした本の著者がアフガニスタン人(もっと詳しく言うとハザラ人)で、それ関連で聞いた「アフガニスタンちょっといい話」。ダリ語で雪のことをバルフといい、初雪が降った日には「バルフィーレター」なるものを友達や家族に出す習慣があるのだそう。このバルフィーレター、気づかずに開封してしまうと中に書かれた無理難題なリクエスト(鶏40羽を送るとか、親戚全員にご馳走するとか)に答えなくてはならないらしい。反対に開封する前にバルフィーレターだと気が付いて差出人を捕まえれば、受け取り人の勝利。差出人の顔を黒くぬりたくって遊ぶのだそうな。ちなみに、雪そのものを入れて出す方が本式とか。

20040127

LEONネタで盛り上がってます。あの雑誌のキーワードは「ちょい」なのに気づかれた賢明な諸氏も多いかと思う。若者雑誌が「激マスト!」「超ヤバ!」であるのに対して「オヤジ」はあくまで「ちょいモテ」「ちょい不良」「ちょい気障」「ちょいアメリカン」(どんなだ)とあからさまでないことをポイントとしているのでありまして、ま、大人の余裕というやつですよ。けど、大人が「キラキラチラ見せビーズパンツ」を履くのかっつう根本的な疑問は解決されないわけだが。この雑誌のリアル読者でわたしが知っているのは、図書館で働いている友人の証言でいつもブツブツ独り言を言っている太った引きこもりっぽいおっさんの手に毎月握られているという話の、その人だけです。だから多分本物の「モテオヤジ」にこの貴重な情報は届いていないと思います。もしあなたが精進の末に「モテオヤジ」とデートの運びになってもLEONを持っていたら本物ではありません→フリダシに戻る。

20040126

金曜日は、わたしの送別会でした。同じ部署の女子が主催してくれ(っていうか強制的に主催させた?)、非公式にも関わらず(公式の場合は総務から1人あたり 3000円の経費が捻出されるそうな)わたしがお世話になった不思議な人脈(例えばひとつの編集部で呼ばれてない人は1人だけとか。これはちょっとヒドイ)が23人も集まってくださり、まあまあ盛況のうちに幕が降りました。あの忙しい部署で時間どおりに来てくれた同僚に感謝していたら、上司が接待で早上がりだったとのこと。「ラッキー」と言っていたら編集長が「多分、この会の存在を知って、呼ばれてないからメンツを保つために予定をいれたんだよ」とおっしゃいました。へっへっへ。カラオケは最初80年代しばりだったので薬師丸ひろ子とか歌ってたけど、そのうち地が出てCKB熱唱。けど、次の日は二日酔いでまたまた虚脱。どうも会社員生活はよっぽどストレスだったらしいけど、行ってる間はそこまで感じなかったんだからのんびりしてるわ、自分。

で、ひとしきり落ち込んだら、ちょっとパワーがみなぎってきました。バレエとかオペラとか観たい!(ローザス見逃したし、今さらながら)ライブに行きたい!(ジェーン・バーキン来日公演ですって?)掘出し物系お買い物に行きたい!(ボロ市……これも遅い)ウィンドウショッピングにお茶、とかでもいいの。と、買い物はもっぱらヤフオクの引きこもりが申しております。誘ってくれたら喜ぶよ。(パシュミナのストールってヤフオクじゃもう1000円くらいにまで値崩れしてます。え? 今さらパシュミナもない?いいじゃん、普通にストールとしてさ)あと、結婚するかもしれないです。
■[LEON]
なぜか理想の男性をジローラモに設定し、読者を「モテオヤジ」、その彼女を「ニキータ」と呼称して、以前から一部で定点観測されていた主婦と生活社の男性誌『LEON』ですが、今月号も熱いです。気になった特集は

・世界最高峰の貴族タイ発見!

・日本未入荷のセクシーなちょい気障シャツ3枚

・ただヤミクモに吹きつけても効果なし!!大切なの"選びの鮮度"と"小ワザテク"。モテるオヤジは「香り」が違う!10人10香!?つけてる"香り"で人格も見た目も丸わかり100万人の頑張ってる「香水オヤジ」たち

・ニキータとの"大切な夜の香り"(下品はなし)

・連載スペシャル「人の服見て我が服直せ」

・今月の「しあわせグルマ」

・オヤジのトキメキダイニング

・メガネはロほどにものを言う第17回

・特等席は朝5時までの「暖炉前ソファ」

小ワザの効いた貴族タイをジローラモ巻き(どんなだ)したちょいモテオヤジが操るブルガリ仕様キャデラックXLRに乗って六本木のグランドハイアット東京にでも連泊すれば、名刺の左上にニキータって入れてもいいよね?(もちろん髪型は「フェロモンヘア」@『Ray』で)。
ビックリマンチョコに「ドッキリシール」が復活してたの知ってました? そうそう、これこれ、この実際のものの大きさと関係なく描かれたエアブラシのイラスト! 懐しい〜けど誰もだまされね〜! とか言いながら集めてます。シールの裏に書かれた「★あそびかたの一れい★ともだちのGパンにはる。「あれ、いつやぶれたのかなァ」とあわてるが、ぜったいみやぶれない」といったダジャレが時代を感じさせてよいです。名刺ホルダーが収納に最適。こんなサイトも発見。

20040120

最近買った本。ずいぶんなぐさめられた、いろんな意味で。

『ふたり』原題:TWO PEOPLE  アリス・ボイド 作 村上博基 訳 角川文庫 100円

『いちご白書 ある大学革命家のノート』原題:THE STRAWBERRY STATEMENT  ジェームズ・クネン 作 青木日出夫 訳 角川文庫 200円

『飛ぶのが怖い』原題:FEAR OF FLYING  エリカ・ジョング 作 柳瀬尚紀 訳 新潮文庫 250円

『アリスの国の不思議なお料理』原題:ALICE'S COOK BOOK  ジョン・フィッシャー 作 開高道子 訳 角川文庫 150円

20040112

今日が最後でしたが、最後の最後に上司に嫌みをいわれ、言った本人も後味悪いのに(その証拠に「お体に気をつけてください」と言ったらきまり悪げににっこりしてた、あんなこと言った後に)言わずにおれないことに呆れるとともに、傷つくより傷つけられる方が辛い、といった紋切り型を案外信じてしまう冬の夜。

原発で働いていて被爆したのに労災が降りないNさんのための署名とやらが回ってきた。基本的に署名なんてチェーンメールみたいなもので何に利用されるか分らないし、自分で運動をするくらいの案件にしか住所など書きたくないのですが、比較的経緯を詳しく書いてあったのが真摯だったのと、Nさんの発癌が原発のせいかはわからないけど少なくとも原発は放射能を漏らす可能性があると思っていることと、会社最後の日の冥土の土産に書きました。しかし、あの会社はつくづく人のポリシーに食い込むようなデリケートな問題を気軽に問うて来るなあ。
例の集会がニュースに出ていて、わたし達が作ったプラカードも出ていた。よおく目を凝らして参加者を見たけど、上司を始めとする参加者は見つけられず。途中でどっか消えたのかも。
インターネットで拾ったネタ「実際に言われた・聞いた珍妙な褒め言葉」

「よかったー、変な人じゃなくて」

「このクッキー粉っぽくておいしいね」

美容師さんに「お客さんみたいな顔、好きなんですよ」と言われたので、商売口とわかっていても、素直に「ありがとうございます」と答えたのに、「ううん、褒めてるんじゃなくて、私が好きなだけで…」云々言いたいことはわかるけど、客に恥かかせてまで否定するか、フツー。

「中の上くらいの美人だからアナウンサーとか目指したら?」嫌いな人から。この直後に告白された。

「お前ってなんか二酸化炭素出す量が少なそうだよな〜。環境に優しそう」「見た目弱そうなのに意外と粘るのね〜」…これはほめ言葉ととっていいのだろうか。182センチ60キロ、時々自動ドアが開いてくれない大学生の男ですが何か?

新しく購入したマンションに友人を招いた時「いいじゃない、小ぢんまりとして。ねえ。小ぢんまりと。」こぢんまりを2回も繰り返されました。でもあなたの家の1.5倍くらい広いんですが。

お前、人の意見に反対してる時はすごく生き生きとしてかっこよく見えるよな

「ホラ、××は男だからさ!だからなんつーの?××は今のままで良いっていうかさ、云々〜」とバンド仲間に言われた。そういう私は女なんですが

「○○ちゃんって運動神経よくて頭悪そうだけど、逆なんだね」転校して、一週間ぐらいたってクラスメート(女)に言われた。

某イラストレーターのサイン会に行った時、「あ、この間はどうも」とイラストレーターから言われ、某俳優のトークショウでは、その俳優サンが傍を通った時、「あ、おはようございます」と業界挨拶され、決めつけは、女子高生3人組が 私を指差しながら話しているのが聞こえ「ほらほら、絶対あの人芸能人だって。えーっと確か い と う せ い こ う !」微妙に嬉しいのか、悲しいのか分からない…

「・・・いや、ホント、バカにしてないよ? むしろ尊敬してるんだよ? だってなんか、アンタってニュータイプっぽいし」

「対象物がなければ、そんな背が低いようには見えないよ」

「あれっ、整形した?」

「君、この人に似てるよ」元彼が指差したブラウン管の中にはダイアナ・キング

「50代ぐらいになれば女にもてそう」今を否定されて未来もおぼろげ。

「あんたと一緒だとナンパされなくてとてもイイ〜!」ナンパのメッカにて。

自分よりぜんっぜん上のレベルの人に似てるとか言われるとかえって「恥かかすなゴルァ」とか思う。「合コンメンバー(♂側)に山口智子似てるって言っておいたから」と仕切りのオンナノコに言われてその合コン行きませんでした。つか行けませんでした。

友人「お前、夜中の3時ぐらいになると最高におもしれーな」脳が疲れてないと笑えないということか。電車の中で向かいに座った女子高生たちのひとりが、俺を指して、「あたしあの人ぐらいでもかっこいいって思うし」メンクイじゃないということをいいたいのか?

「そういうバカは嫌いじゃない」
瞼、あっさり元に戻りました、両目とも。

20040110

最近仕事があまりなかったら、辞める時期を早めに繰り上げろとのお達しで、今月7日から初めて支給される有給休暇を2日を組み込んだ結果、急遽月曜日がわたしの会社員生活の最後となりました。なので「雑誌批評会」には出なくてすんでひとまずほっとしておりますが、一つだけ書いておきたいことがあります。社長が、なんらかの政治的思想を持ってそれに賛同する人を社内で募るのはまあ、私企業であるのだからよしとしよう。そしてそのデモに使うポスターやらプラカードを何日も就業時間内に作らされているのも、まあ制作の部署と考えて百歩譲ろう。しかし、回覧で集会の出欠確認を書かせたり、ある人には「出なければ席がなくなるよ」と言うのは、たとえ冗談でも許されることじゃないと思います。言論の自由の範囲で行動している集会を根底から無意化する行為で、わたしのいた部署にはこういうことを平気でする本当に素敵な上司がいました。その集会の目的が「自衛隊のイラク派兵反対」というのは、どんな壮大なギャグかと思いますよ。お前が行きたくもない集会に社員を派兵しとるんじゃ、ボケ、という。いや、戦争に行くわけじゃないけどさ。しかし、社長がいくら自主性を、批評性を、個性をと声高に叫んでも永遠に無理だと思いました。
●インターネットで拾ったネタ「ふと耳に入ったDQNの会話」

●晩、電車内で隣に座った母親と娘(中3くらいかな)の会話。
母親:ナンバーズがあと1番違ったら当たってたんだけどねぇ。あと3500円しかないよ。明日の競艇負けちゃったら○○ちゃん(娘)にお小遣いあげられないね。
娘:うん・・・(虚ろな目)
母親:今からちょっとだけ新海(パチンコの機種)打ってこうか。アンタ、500円玉2枚持ってない?
娘:持ってない(虚ろな目)
母親はギャンプル依存みたいな感じでした。見た目はDQNではなく、小汚い感じ。娘が終始虚ろなのが非常に印象的でした。

●駅のホームでケイタイで話してる派手目の女の子。飲み会の相談をしてる感じ。
「うん。帰りとか気をつけないと、飲酒で警察はってるし〜」
「OOの車にのっけてもらう。私今免停だから」
「え〜、話さなかったっけ?そうそう7月におじいちゃん轢いちゃったやつ」
「んなもん、勝手に近づいてきて、勝手に骨折ったんだよ。こっちはしらねーっつの」
「で、ころっと逝ってもたみたいな〜。逝ってないけど(笑)」
事故の話になると、武勇伝ぽく声張り上げてしゃべるのが痛かった。二度と車運転すんなよ。

●授業中
女(ブサ) 「ほら見て見てあの子!微妙じゃない?」
男(ブサ) 「うわぁすげぇブス!お前の方がかわいいよ!」
女(ブサ) 「えへ♪ほらあの子も見て!何あれー」
男(ブサ) 「あはははなんだあれ!お前の(略」×6

●土曜日の話。 乗ったエレベーターにいたカップルの男が(階を指定する)板の部分が鏡状になっているところを覗き込んで
彼女に「アレ、可愛い人がいるよ?」とのたまっておりました。
ああああばたもえくぼかー! 台詞丸聞こえだよバカ!
チョット羨ましい…

●電車に乗ってたら女の子二人組が居た。一人は一人称が俺、語尾は「だぜ」、一緒にいる子を姫と呼んでいた。姫と呼ばれる子は語尾が「にゃ」、自分で自分を姫と呼んでいた。
「姫、来週の日曜に●●に服買いに行こうぜ」
「はにゃ〜、姫は来週の日曜は用事があるのにゃっ」
内容自体はさしてDQNではないがずっとこの調子で喋っていた。姫と呼ばれている子はドコが姫なのだ、というような風貌だった。万が一本名が姫だったら申し訳ない。土下座する。

●本屋でカポーがマンガ探してた。やっとこさ見つけた彼女が
「でかした?でかした?アタシでかした!?」って・・・。
探し物は、コジコジだった。

●「おめーしってかー? チェキダーってチェックイットアップのことなんだぜ」
「(かなりビックリした声で)まじかよ!? どーゆー意味?」
「そこまでしらねーけどさー、すげーよなー。」
「(わかったようなわかんないような声で)おー。」
ツッコミドコロ満載過ぎで唖然とした。

●「うぉっ!!つかさー、マジ寒いんですけどー電車もどりてー」
「帰れねって!でもマジ滑るー転ぶっつのーギャハハハ!!」
「つか誰か雪溶かしとけってカンジー」
「マジ洒落ならねー!」
「つか、あたし転ぶときは道連れるからヨロシク?」
「ヒャハハハ、マジ勘弁ー」
「つか、腹で滑って家まで」(以下聞こえなかった)
道が銀盤と化した駅前にて、すれ違った女子高生2名の会話。それぞれ「つか」と「マジ」を入れんと発声できない呪いでも受けてたのか?

●飲み屋でDQNカプールのデかい声での会話が聞こえて来たので報告。
♂「この肝吸いの肝って、内臓のドコなんやろな〜」
♀「えっ!?知らんの!!知らんと食ってたんや〜」
♂「知ってんの!?ドコドコ!?どの部分なん!!!」
♀「女の私に聞くなや!!セクハラやで!!マジ!」
♂「えぇっ!?そうなんや!!アッコなんかい、何か食う気無くなってきたわ〜」
♀「ほな、私が食うたるわ、貸しや。」
しばらくしてDQN♀が肝吸いを完食。
♀「あぁ、さっきの話やけど肝臓やで」
わたしも早くコスメ話とかできるまともな女子に昇格したい。ずっとファンデーションを使わない人(つまり眉とマスカラと口紅のみ)で通してきたけど、あるときメイクをしている人と並んで写真に写って違いにがく然とし、以来写真をとるような場に行くときだけでも必ずするようになりましたが、それでも化粧ポーチの中はソニプラのびっくり大発明みたいな聞いたこともない会社の社運を変えたような不思議化粧品ばかりなので、YSLとかシャネルを、旅行先の免税店ではなくカウンターで買えるよう頑張ります。その日がわたしの大人記念日。

20040107

先日の「今年の目標」5分間トークに続き、来週は自社雑誌の「批評会」だそうで「批評シート」とやらを事前に配られ、それにしたがって雑誌を「読みこん」で、考えをまとめておくように言われました。「一人一人聞く」そうです。もうアホかと。ただでさえ事なかれ主義で長いものにまかれる体質が骨の髄まで染みとおっているこの部署で、上司と部下で集まって「批評」なんてできるわきゃあない。大方、自分のページに対する反省(とりあえず上司に言われる前に「自分で気が付いてますよー」とアピールすることで攻撃を避ける)&上司が一方的に部下の批判をする場になるのは目に見えています。批評の仕方まで教えてくれる「批評シート」を配らなきゃ成り立たない会なんて必要ない。ってゆうか無理。実体が伴わないのにやたらと「公正で自由闊達なふり」をするのはいい加減やめようよ、と思うのです。学校は嫌いです。でも学校ごっこはもっと嫌いです。

■今日まわってきたお菓子
鎌倉銘菓 半月(半円形のゴーフル)
抹茶味 小倉味 各1ヶ

20040105

あー始まりました、わたくしの会社員最後の1ヶ月。初っ端から「今年の目標」とやらを5分間しゃべらされて見事撃沈されたわけですけれども、すべてはあと少しのしんぼうと考えて明鏡止水の心境でございます。しばらく書かなくて久しぶりにチェックしたらアンテナしてくださる方が増えていてムフフ。アンテナしてくださるみなさま神様です。そんでもって公表してない人、いますぐ公表してください、あとブックマークから見てる人、いますぐアンテナをつくってください。そんな生活こそ priceless なんか風邪薬が脳に効いてきました。

■今日まわってきたお菓子
瀬戸内銘菓 母恵夢(ポエム)1ヶ
さーたーあんだーぎー 1ヶ
無農薬みかん 1ヶ
クッキー 1ヶ

20040104

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
いやあ、まいった、この冬数度目の大風邪に見舞われました。そしてわかったことは、ウィルスがどうとか人のがうつるがどうとかいう以前に、わたしの場合、原因のほとんどがストレスによるものだということ。つまり

こころぼそい ときは こころが とおく うすくたなびいていて/びふうにも みだれて きえて しまいそうになっている/こころぼそい ひとはだから まどをしめて あたたかくしていて/これはかぜを ひいてるひととおなじだから/ひとは かるく かぜかい? とたずねる/それはかぜではないのだが とにかくかぜではないのだが/こころぼそい ときの こころぼそい ひとは ひとにあらがう げんきもなく/かぜです と つぶやいてしまう/すると ごらん さびしさと かなしさがいっしゅんに さようして/こころぼそい ひとのにくたいは すでにたかいねつをはっしてる/りっぱに きちんと かぜをひいたのである 『かぜのひきかた』 辻 征夫


といったところでしょうか。
今回のストレスはズバリ新年の挨拶回りというやつでして、つい数年前までそのような習慣の存在すら知らなかったわたしが、同居人の実家に行って且つ泊まるというのはほぼ無謀な試みではあったのです。それにしても見事なまでに倒れました。家に戻ってから「もう無理。絶対無理」などと息巻いて(とはいえ病人ですから鼻息は若干弱め)いたのですが、届いた年賀状を繰るうちに、ふと我に返ってしまいました。学生時代に仲のよかった女子5人組のうち、気がつけばわたし以外が全員既婚+全員が子持ち+そのうち3人までが2人目妊娠または出産という事実。あのころ毎日バカ話をして、恋愛に一喜一憂して、ケンカもし飲んだくれもしたあの仲間が・・・といった野島伸治のドラマみたいな感慨ではなくて、プロポーズ→両親に彼を紹介→結婚の承諾を得る→(結納)→式場の予約→新居探し&契約→新婚旅行の契約→引越し→妊娠発覚→両親に報告→検診→出産→子供の写真入り年賀状といった「ダンドリにつぐダンドリ」(@『ダンドリくん』)を、全員が当たり前にこなしておられるという事実にがく然としたわけなのです。同じように笑っていたあの人たちは、たかが新年の挨拶回り如きで大風邪ひいて騒いでいるわたしとはまったく違う星の人だった!ということに気がついたわけですな。・・・しかし、その事実に気がついたからといって何をするわけでもないのですが、新年の感慨として書いておきます。「みんな本当はゴム男なんでしょ!!」。