20091226

個人サイト作成は鋭意進行中ですが、どうにも年内にアップはできなさそうなので、とりあえずの告知をここでしてしまおうと思います。

☆randam_butterさんの同人誌「サイバーパンカー」に「実録 明治平成サイバーパンカー」をachaco名義で書かせていただきました。
『不良少女伝』の読者から「本に収録された不良少女はわたしの祖母です。よろしければ彼女のその後もお知らせします」という手紙が届き……というお話です。

サイバーパンク同人誌「サイバーパンカー」
A5版変形/164P(新書に近いサイズ)頒布価格:1000円
冬コミ行かれる方は3日目(12/31)西地区み−17b 「randam_butter」にて、ぜひ。

☆速水健朗氏、津田大介氏、いしたにまさき氏、成松哲氏、大山くまお氏と去年からはじめたトークイベント企画「夜のプロトコル」の忘年会を行います。
メンバー各自の「今年のトップ5」を発表するイベントタイムが1時間、あとの3時間は懇親会・忘年会・交流会を兼ねたパーティを予定。
立食ではなく、着席で料理と飲み物(飲み放題)を楽しんでいただくディナーショー形式でございます。

「夜のプロトコル忘年会 09年オワタ\(^o^)/SP」
日時:12月28日(月曜)19:00〜23:00
会場:JR水道橋、都営三田線水道橋駅「ダイニングバーアンドジュエリーユーミー
   〒113-0033 東京都文京区本郷1-27-8 本郷ハウス 03-5842-4765
料金:飲み放題+料理で6000円
問合せ:yorutoko(アットマーク)gmail.com
申込み:フォームよりお願いします。
先着40名様限定、定員に達し次第、締め切らせていただきます。
キャンセルの場合は前日夜までに上記メールアドレスにご連絡お願いします。

☆上記「夜トコ」の言い出しっぺ(!)で『自分探しが止まらない』『ケータイ小説的。―"再ヤンキー化"時代の少女たち』などの著書のある速水健郎氏と来月ジュンク堂新宿店の喫茶コーナーにてトークイベントを行います。
『明治 大正 昭和 不良少女伝』刊行記念で、河出と夜トコの共催です。

平山亜佐子『明治 大正 昭和 不良少女伝』(河出書房新社)刊行記念
平山亜佐子 × 速水健朗
夜のプロトコル vol.5「ジャンダークのお君」からニコール・リッチーまで 不良少女、セレブとビッチの100年史


2010年1月22日(金)開演18:30(開場18:00)
☆会場…8階喫茶コーナーにて。入場料1,000円(1ドリンクつき)
☆定員…50名
☆受付…7Fカウンターにて。電話予約も承ります。

複数ライター、編集者たちが企画する定期イベント「夜のプロトコル」がジュンク堂新宿店に初上陸。
トークのテーマは不良少女。不良少女とは、社会の変化と女性の立場、そこから生まれ出たアウトサイダー。近代から今という時代を考えるためのひとつの軸として、時代の合わせ鏡としての不良少女像をなぞります。

◆講師紹介◆

平山亜佐子(ひらやま・あさこ)
兵庫県芦屋市出身。文筆家。著書に『20世紀 破天荒セレブ ありえないほど楽しい女の人生カタログ』。2008年11月に本書の第一稿となる「明治 大正 昭和莫連女と少女ギャング団」で河上肇賞奨励賞を受賞。

速水健朗(はやみず・けんろう)
1973年生まれ。石川県出身。フリーランスライター/編集者。音楽、芸能、コンピュータなどの分野で執筆活動を行う。著書に『タイアップの歌謡史』『自分探しが止まらない』『ケータイ小説的。——"再ヤンキー化"時代の少女たち』等。

もろもろ、よろしくお願いします!

20091223

今日は週刊誌の取材を受けた。
取材はいつも緊張する。
というのも、忘却がひどいからだ。
本についても、書き終わったらすぐ忘れてしまう。
取材の前には自分の本を読んで、一生懸命、詰め込み勉強をする。
細かいエピソードやつっこんだことを聞かれると、つい目が泳いでしまう。
ほとんど被疑者である。

今日の取材は、執筆のきっかけやテーマに関する話など、ふわっとした質問で助かった。
そういうことはいくらでも喋れる。
ただ、いくつか困った局面はあった。
男性向け週刊誌だったからか、既婚だというと「旦那さまは執筆についてどうおっしゃっていますか」と、普段注意して考えたこともないような質問が来る。
「まあ『頑張れば』という感じでしょうか」というと「原稿を読まれたりしませんか」と聞かれたので「ええ、読んでもらうこともあります」というと「直したりしますか」と聞かれ「まあ、直すこともありますが…」とつられて答えたところ「じゃあ、編集者に見せる前に必ず読んで直してもらうんですか」とくるではないか。
「必ずではないです。直してきても採用しないこともありますので」と慌てて伝えたけど、自分が明治の妻になったような錯覚に陥ってしまった。

わたし「あなた、原稿できました。でも読んで直していただかないと、わたくしどうにも自信なくって」
夫「どれどれ、うーん、ここがおかしいぞ。ここはやはりこうではないか」
わたし「あら、ほんとう。じゃあ早速直します。やっぱりあなたがいらしてくれなくっちゃあ」云々

もちろんそんなわけはない。
そもそも「直す」という表現がおかしい、わたしの原稿である。
見たがる、校正したがるのはデザイナーの性だが、いつも読ませるわけでもないし、校正したとしても無視する場合も多い。
ましてや「直す」なんてことはない。
しかし、流れのなかで相手の言葉を言い換えるのはなかなか難しい。

困る質問といえば「これだけの資料を集めるのに苦労したでしょう」というものもある。
実はよくわからない。
国会図書館で新聞記事を探したのは初めてだったので、比較対象がないのだ。
もちろん、過去のことなので忘れたというのもある(!)。
それから「毎日どうやって過ごされていますか」というのも答えられなかった。
よくわからない。
家事をしたり、資料を読んだり、打合せしたり、入稿したり、2525練習したり、ネット見たり、サイトつくったり、デジオ編集したり、イベント会場の下見に行ったり、ライブしたり、ヘナしたり、飲みに行ったりしている。
同じようなことをしている日がない。
かように「わからない」尽くしなのだが「わからない」といわれても相手もわからないだろうし、困ったものである。

じゃあ、わたしは何が「わかる」か。
婚活詐欺女が現代女性に投げかける問題については、わかる。というか、喋ることができる。
ヘナの調合についても話せる。
twitterや勝間和代に関するもやもやした気持ちや、昭和初期のジャズの話、足立区の若者と荒川区の若者の違いも話せる。狭っ。

20091222

今日、拙書『明治 大正 昭和 不良少女伝』が出て、はじめて本屋に行った。
本当はもっと早く行きたかったが、出版記念イベントなどでバタバタしていてこんな時期になってしまった。
手帳も買いたかったので、とりあえず近所で大きな本屋のある池袋に向う。
まずは駅からリブロへ。
大した展望もないままふらふらと探しに出るが、あまりに広大で断念し、備え付けのパソコンで検索。
人文コーナーにあることがわかり、いよいよ出発。
本当に「出発」といいたくなるほど店内が広い。
店員に「ここを出て右にまっすぐ行くとエスカレーターがありますので、そこから二階に上がってください」といわれるが、そのエスカレーターが見当たらない。
もともと三次元に弱いので(地図もだめ)、さまよいながら半泣きになる。
やっとたどり着いたら、まあ、小さな小さなコーナーの片隅。
誰も気づかないのでは、と思うような端っこで、ちょっと青ざめた。
自作POPでも用意して書店員の方に設置をお願いするしかないかなあ、と暗澹たる気持ちのままジュンク堂へ。
こちらは入り口を入ってすぐ右のエスカレーター横の平台に置かれていて、欣喜雀躍。
歴史書のある四階にも、エスカレーター降りて目の前の新刊平台にある。
ついでに棚も見に行ったら、近代史コーナーにはなかったが、女性史コーナーにある。
ありがたいやら嬉しいやら。
ジュンク堂は置いてくれたからいうわけではないが、気になる本、面白そうな本がザクザクあった。
『追跡『東京パック』下田憲一郎と風刺漫画の時代』もそうだし、添田唖蝉坊の刀水書房のシリーズが揃っていたのも驚いた。
まさか新刊書店にあるとは……。
それにしても、本屋に行くたび思うのは新刊本の多さ。
これで滅入ってしまうのも、実は足が遠のく一因だったりする。
古本屋の方が落ちつく、などといったら著者失格なのだろうが。
ちなみに、手帳は選べなかった。
多過ぎる選択肢は人をうんざりさせる。

20091221

こんにちは。
新しくここでブログをはじめようと思います。
どうぞよろしくお願いします。