20100811


今日、嬉しい荷物が到着。
randum_butterさんちの新作『matter girl ruins』でっす。
randum_butterさんといえば、テーマ設定が鎧とか蛮族とかサイバーパンカーとか脈絡もないけど不思議とマイナーぽさもない、っていうかわりと一般性あるかも、いやむしろこれから流行るんじゃ? と思わせるような気がしないでもないという微妙な線を突いてくることで一部で有名な同人誌でして、わたしも読者として以前から熱視線を送っていたわけですが、幸運にも前号『サイバーパンカー』から参加させていただくこととなり、今度の『matter girl ruins』でもちょこっと書かせていただいております。
でもって、『matter girl ruins』って何のことかといいますと。
マター・ガール・ルーイン→またーがーるるーいん→またがーゆーるーい→股がゆるい、で、テーマはズバリ、ビッチ! って、どうです、このひどさ(褒めてます)。
「例によって何の根拠もない空前のビッチブーム到来に先駆けてrandam_butterがお送りする、清く正しく薄汚いビッチ本」の執筆陣は、井上雑兵(イノウエ)さん、うとまるさん、青梅松竹さん、K(仮称)さん、サカモチさん、シボンちゃんさん、スーパーログさん、スズキトモユさん、田中天さん、庭さん、速水筒さん、速水螺旋人さん、ヒライさん、V林田さん、深見真さん、ぽもろっそさん、間宮真宰之さん、yama-gatさんとちょう豪華。
エッセイ、小説、ノンフィクション、レビュー、漫画、イラストが渾然一体となってひたすらビッチへの愛を叫んでおります。
わたしは「チャタレイ夫人とエマニエル夫人の結婚」という文章を書きました。
設定を少しだけ書きますと、1910年に提唱された「国際夫人年」から100年目に当たる今年に開かれた小説のなかの夫人たちによる国際会議が舞台でして、登場人物は、チャタレイ夫人、エマニエル夫人、ボヴァリー夫人、ダロウェイ夫人、ウィンダミア卿夫人、ドルジェル伯夫人、マダム・エドワルダ、黄昏夫人などなど。
この設定を見ていただいてもわかる通り、ちょっと壮大になりすぎまして(武蔵野夫人やH大佐夫人は登場すらできなかった)収まりきらずにほとんど導入部分で終ってしまいました。
なので、ほんの習作として、何なら設定集と思って読んでいただくくらいがちょうどいいかもしれません。
……と早速情けないことを言っていますが、でもでも、他の方々の作品はすんばらしいので(現に、今、わたしは傍らの『matter girl ruins』を読んでは置き、読んでは置きで全然この文章を書き終わらないのだ!)騙されたと思って(騙してないから)どうぞ手にしてくださいませ。

通販もきっとできるようになると思いますが、すぐに見たい! という方は夏コミへGO。
コミケ3日目、2010年8月15日(日)東地区ニ-43b「randam_butter」