20040128
いい歳してキキララ好きを持って任じるわたしですが、こういうのってシャレとマジの紙一重な感じがスリル満点だったりするけど、アイテムによってはあっち側に行っちゃうというか、完全NGじゃないですかあ。例えばわたしの思うOKはポーチ、ミニタオル、アトマイザー、バニティケースなどの女の子系小物で、NGは布団とか座布団とかぬいぐるみとか家具に近い大きいものなんだけど、Tシャツは良くてトレーナーはやばいだろ、と正直何の法則性もなかったりして、そこで今悩んでるのが財布なんですけどね。なんというか財布って全人格を表わすようなところがあって、なんだかんだ言ってブランドものがやっぱり一目置かれる小物界ではまだまだコンサバな領域だと思うのですよ。かくいうわたしも、なぜかロベルタ・ディ・カメリーノのオーストリッチ風型押し牛革財布を愛用しておりまして「ブランドなんて、ケッ」というわりに恥ずかしながらもかなりベタなことになっとります。ところが最近、そんなエセ・アンチブランドのわたしに財布からの挑戦ともいうべき事態が勃発。気づいたらロベルタのRのロゴ金具が取れて、単なるオーストリッチ風型押し牛革財布へと華麗なる変貌を遂げていました。そんなときにダメ押しするかのように、使い勝手のよさそうなキキララの長財布が彗星のごとく現れて日々悩ますわけです。カードの収納もいっぱいあるし、軽そうだし、すごくかわいい。けど、財布というのは例えば仕事相手とか、わたしをよく知らない人の前で出す機会が多々あるわけで、そんな場面で出したら我が目を疑うかのような視線に出くわすのは必至。でもそんな時のために「あ、これですか?いやあシャレっつうか面白いかな〜と思って。意外に使いやすいんですよ〜」みたいな台詞を鏡の前で練習しても多分言う時ないっていうかそんな機会は与えられない。ああ、どうしよう。でもきっと買うな、わたし。そんで悩みに悩んで一度くらい使ってなにか恥ずかしい場面に遭遇して封印するだろうな。封印する場所は洋服箪笥の左上の引出しな。さ、買ってこよ。
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