20150625




6.『礼賛』の位置づけ


考えてみれば、今まで我々が見てきたネット上の佳苗は、あくまでシャバでの姿である。
ブログでセックスレスを訴えたり、Wさんと張り合ったり、ベンツを買ったり、山賊の宴を張ってみたり、ふらふらの男性を首都高に置き去りにするなど、実際に佳苗がそれを行っていたとき、我々は知らなかった。
09年10月の事件報道開始から12年1月の裁判開始までの2年半の間に後追いで発掘し、分析しただけだ。
残された材料があまりにも多く、分析期間がたっぷりあったので、ほぼあらゆる角度から意見が出て、すっかり佳苗を知ったような気になっていた。

長い拘留期間を経て満を持して裁判所に佳苗が登場したとき、我々と佳苗の時間は初めて一致した。
マスコミは連日やんやと騒ぎ立て、佳苗も肌でそれを感じたようだ。
演技の好きな資質が刺激され「木嶋佳苗劇場」の主人公としていかんなくふるまった。
午前と午後で着替えたり、傍聴席をゆっくりと見回して知り合いの記者を探したり、人目を意識して休廷中に弁護人と「ほんとー? うそー!」と楽しげに話した(北原みのり『毒婦。』)ことさえあったという。
とはいえ、見かけほど暢気ではなかったはずだ。
シャバでのように佳苗のその場凌ぎの嘘は見過ごしてはもらえないし、咎める人間にこっそり復讐することもできない。
都合のいい言い訳や開き直りは追求され、衆人環視のなかで辱められる。
さすがの佳苗も心が折れる場面が多々あった。と思う。
例えば、大出さんの兄から「(私たちは)生まれも育ちも千代田区神田です。練炭で何かをする、という発想はないです。それは、北の国の人の発想ではないか」といわれ、思いきり首を傾げ口角を下げ「はあ?」とバカにした笑みを浮かべて虚勢を張ったこと、学費を名目に金を騙し取ったことを執拗に糾されて嘘だと自覚させられたことなどが思い浮かぶ。
もっともダメージがあったのは第31回公判で安藤さんが亡くなったときの行動を追求されたときだ。
安藤さんが不自然なまでに眠りこけているのを放置してマスクをしたまま銀行ATMに行き金を引き出そうとして暗証番号を何度も間違えたり、それは安藤さんに頼まれたことだ、自分は安藤さんより速く行動できると言ったそばから検察に前日スタスタ歩く安藤さんの防犯カメラの映像を見せられ黙り込んだり、スーパーでの買い物をしらばくれようとしたら検察に「マッチ箱を探していたんじゃありませんか?」「お店の人に尋ねて、マッチ箱は100均にありますよと言われませんでしたか」といわれぐうの音も出なかったり、出所不明な金額がそのままそのとき下ろしたものと同額だった証拠を突きつけられたりとかなり苛烈な追求を受けた。
そして、休憩に入った後に20分遅れて午後の審理に現れた佳苗は、顔半分を覆うマスク姿、充血して腫れ気味の目をしていたという。
弁護人は裁判長に佳苗の40度の発熱を訴え、休廷となった。
傍聴していた人の印象はこうだ。

10 :可愛い奥様:2012/03/04(日) 15:58:57.80 ID:niuua1PA0
 弁護士さんの発案ではなく、本人がたぶん取り乱したと思う…
 なんか印象では泣いた感じがした。
 午後は弁護士さん1人だけでしばらく待っていたが、
 何人かが戻ってきて大丈夫とか言っていた。
 熱はマスクして分からないけれど、
 目は腫れて泣きはらした感じではあった。
 裁判ではいつも弁護士さんたちは仕事として異議ありを言っているが、
 弁護士さんたちも顔は引きつり、引いてる感じはする。
 力士は今まで涼しい顔していたのに、ここに来て現状を理解したのでは?
 ブレないカナエがブレた瞬間かも…


事前に弁護人から聞いていた以上のことを検察に掴まれていて動揺したのだろうか。
佳苗が初めて死刑を自覚した瞬間かもしれない。
しかしその後二回の公判はマイペースを取り戻し、最終意見陳述では泣いているような演技で締めるまでに回復した。
そして、例の一万二千字手記が発表されたのだった。

手記を読んだとき、住人たちもわたしも、佳苗がブログ時代からまったく変っていないことを思い知った。
しかしながら「一審判決と二審判決の間①」にも書いた通り、自らの歪んだ人格を見つめ、告白するという態度が少しだけだが、あった。
これはもちろんシャバにいた頃には見られなかった姿勢だ。
相変わらずいらない自慢やフカシを散りばめてはいるが(その点があまりにブログのままで、あらためてあれは佳苗のブログだったのだと感慨深かったが)、誰にも心を開いていなかったと正直に書いているところは一定の評価はできた。
しかし、その後に出た『礼賛』を読んだときに確信したのは、木嶋佳苗は我々の想像以上にモンスターだったということだった。

そこには2年半の分析も、100日にわたる裁判もぶっ飛ばすようなパワーアップした妄想と、虚飾と、自慢が23字詰め×19行×2段組×444頁、ざっと計算して13万5026字ものボリュームで厳然と存在したのだ。
自らの潔白を証明する内容ならまだ理解できる。
死刑判決をひっくり返したいという思いで必死になって反論するのであれば。
しかしそうではなく、教養と食生活の豊かな両親に育まれた生い立ち、早かった初潮、モテモテだった十代、二十代のエピソード、執拗なエロ描写などがこれでもかと盛り込まれているだけなのである。
あえて事件への釈明ともとれる記述を探すとするならば、母からの虐待ぐらいだろうか(とはいえそれも正直に書いたというだけで、釈明の意図があったわけではないらしい)。
また、小説中にたくさんの男性たちが出てくるが、事件に関係があるのは住人が「リサ爺」と呼んでいた松戸のリサイクル業経営者福山定男さん(不起訴、事件化せず)のみという徹底ぶりだ。
スポーツ紙のエロ記事並みのセックス描写は延々続けるのに、いざ話が08年に及ぶと「婚活の話は、また別の物語ーー」とあっけなく終了。
一体この本は何のために出したんだとぶん投げたくなる。
佳苗は改心どころか、完全にシャバ時代より退化しているのだ。
退化がわかりにくければ開き直りといってもいい。
演技性の人格が書いているうちにどんどんエスカレートし、現在に到る道筋や、悲惨な現状を都合のいい聞こえのいいストーリーで糊塗する欲求に存分に身を任せた結果があの本なのだ。

佳苗は拘置所日記に「出版社の人が面会に来て、まだ1冊目の本さえ刊行していないのに続編の話をされ、気が遠くなりました。これ以上書けないよ」(「ぼっち」2014年02月18日・木嶋佳苗の拘置所日記)と冗談めかして書いているが、二冊目、三冊目を書く気満々だろう。
最高裁がいつ開かれるかわからないが、死刑が確定したところで事件の被害者についてまたもや都合のいいメロドラマを書いて出すに違いない。
なんなら、もう書き始めている可能性すらある。
この人の自己顕示欲は本一冊、ブログ一つに収まるはずもないからだ。

次回は『礼賛』の細かい内容に触れたいが、少し時間をいただきたい。
(本をめくったりなんだりしながら書くととても時間がとられるのだ)
来月頭には更新できればと思っている。

【注意!】
ここで『礼賛』を買おうかどうか迷っている方に声を大にしていいたいことがある。
『礼賛』は最終ページに「本書の著者印税は、著者の意向により社会福祉に貢献している団体へ寄付いたします」とある。
佳苗も拘置所日記に「なお、印税の収益は、社会福祉に貢献している団体へ寄付いたします」(「自伝小説「礼讃」が遂に刊行されるらしいです」2015年02月22日)としているが、具体的な団体名が明記されていない。
さらに5月27日には「(「女性自身」記者の)この八木氏、私の著書の印税だけちゃっかり受け取っています。私は約束していた社会福祉団体へ寄付できず困っています。こんなやり逃げ許されるの?」などと書いている。
事実かどうかわからないが、印税がどこに行くやらもわからない死刑囚の本にお布施をしたくないと思い、わたしはアマゾンのマーケットプレイスで購入した。
一応、本を出版してお金を得ているわたしが古本を薦めるのもおかしいが、しかし本に限らず物を買うというのはその人に投票するようなものである。
木嶋佳苗に投票することは、私はNon。
それらを踏まえてみなさんがどうされるかは、お任せいたします。

20150624




5. 【コラム】佳苗、七つの大罪⑦
「淫欲」


佳苗の裁判では、いわゆる「名器発言」がかなり話題になった。
事件に詳しくない人でも「名器発言の……」といえば「ああ、あの人」と思い出すだろう(とくに女性が起こした連続殺人事件が鳥取、尼崎、後妻業の連続青酸不審死と続くと混乱する)。
その発言の根拠について、佳苗は拘置所日記でわざわざ「名器発言のこと」と銘打って記している。
どうも週刊誌に漫画家の柴門ふみが「(佳苗は)みんなが褒めた、みたいなこと言っているけど、その時点で嘘がある」「ま、本人が言ってるだけで、『褒めた』という人たちは亡くなってるし」と語ったことに腹に据えかねたらしい。
「憤怒」の佳苗の面目躍如である。


 まず、私は亡くなった人たちとはセックスをしていません。私とセックスをした男性たちが褒めたことについては、証拠があります。刑事訴訟記録として。(略)
 私は20歳から5年間愛人関係にあった男性について、さいたま地裁の法廷で話しました。このことが、いわゆる「名器発言」と呼ばれる報道となったのです。(略)
 この話の大前提として愛人男性の調書があります。これは、私が法廷で語った画家の彼が、刑事部捜査第一課の司法警察員に供述した一部です。
 「私もこの年まで、風俗を含めていろいろな女性と遊んできましたが、初めて彼女とセックスした瞬間に、こんな子は初めてだ。こんな子は二度と出会えない。一生に一度会えるかどうかの子だ。と衝撃を受けたのをよく覚えています。何がそんなに良かったのかというと」
 この続きは、私の「性器の具合」や「挿入したとき今までに感じたことがないほどの快感」を肌や神経が覚えていると、縷々述べ立てている。彼は私に「少なくとも800万円以上使った」とも供述し、これには、私の銀行口座への振り込み記録が証拠として添付されていた。
 このような男性たちの存在を、検察も知っていながら彼らが証言台に立たなかったのは、本人が拒んだからではない。検察は、私を褒める可能性がある人物を徹底的に排除した。そして、それを決めるのは裁判所なのです。(略)
 主任弁護人に、平成6年頃から6年ぐらい愛人契約のような関係を、複数の男性と続けていたことを確認され、私は、「はい、そうです」と答えました。
弁護人Q「名前や職業を覚えている人はいますか」
私A「はい、います」
Q「何をしていた何という人ですか」
A「一番長くお付き合いした方は二木さんという方で、画家をしている人でした」
Q「二木さんについては、今回の事件の捜査で供述調書が作成されていることを、あなたは知っていますね」
A「はい、見ました」
Q「中身、読みましたか」
A「はい、読みました」
Q「知り合った経緯やその後の関係については、今日話したこととほぼ同じことが書かれていますか」
A「はい、書かれていました」
Q「二木さんを含め、デートクラブで紹介された男性とセックスをして、褒められたんですか」
A「はい」
Q「具体的には何を褒められたんですか」
A「具体的には、そのテクニックというよりも、本来持っている機能が普通の女性より高いということで、それを褒めてくださる方が多かったです」
 これが、正確な問答。(「名器発言のこと」20140213日・木嶋佳苗の拘置所日記)


はいはい、わかったわかった、名器名器、と言いたくなるようなヒステリカルな物言いである。
どうでもいいが、画家の名前「二木さん」は仮名とのことだ。


865 :可愛い奥様@転載禁止:2014/03/21(金) 08:14:28.83 ID:4ZSUaUEn0
    拘置所日記を読んでひとつわかったこと
    力士の名器について供述してるのって、
    力士が20歳の頃に愛人契約してた画家の二木さんって人ひとりだけなんだね。
    風俗でさんざん遊んだ人のようだから、
    商売女ほどにはまだ使い込んでない若い力士の女性器に
    感動しただけじゃないのかな
    もしくは、取調べの時に(どこがよくてこんな女と…)と
    内心思われてるのを見越して
    「いや〜あの子見た目はあんなだけど実は名器の持ち主で…」と
    盛って話した可能性もあるよね。
    力士は公判の前に二木さんの供述書を弁護士と読んでるそうなので
    供述を読んで「自分は名器」設定を後付けしたんだなと思う。


337 :可愛い奥様:2009/11/11() 15:27:19 ID:rMdjmOAoO
    ほんと、特異な人だよね。幼い頃から、年寄りに相手にされたのも
    器量ではなく『幼さ』だけ。それだけではいつか行き詰まる事に
    気付かないまま、30代になったら、70歳まで対象年齢を拡げて
    長文プロフィールをぶら下げての必死の身売り。人を殺めてまで
    食のステイタスにしがみつくまさに『餓鬼』だな 


414 :可愛い奥様:2009/11/05() 04:28:21 ID:ZR2ZMhiJ0
    あの年齢で中学のとき円光とか時代の最先端走ってるよね悪い意味で 


417 :可愛い奥様:2009/11/05() 04:31:50 ID:NU7DY7/X0
    鋭い!
    ファッションや食の流行は常に乗り遅れていた力士であったが
    皮肉にも犯罪に関しては常に時代をリードしてきたのであった


スレ住人たちは相変わらず容赦ないが、マスコミもなかなか手ひどい。


222 :可愛い奥様:2012/04/01(日) 20:18:27.24 ID:5iBCvum50
    木嶋が得意げに名器を語るくだりだが「デブ専の男はお尻とか肉付きを褒めるもの。木嶋と付き合う男はデブ専。本人も肉付きについてホメられていたはず。でも木嶋本人は太っていたのがコンプレックスなので、そうは言いたくない。だから自分は名器だと自慢するしかなかったんです。美人が相手だったら「きれいだね」と言うし、スタイルが良かったらそうほめる。性格が良ければ こんな事件は起こさない。名器だとアピールするのは、木嶋に女としてなんの魅力もないってこと。言うまでもありませんけど」(この分野に詳しい大学教授)

    木嶋が狙う男は婚活サイトに登録するだけあって女性経験がほとんどなく貯金は多いが、女に免疫がないんです。木嶋がそういう相手にどんどん迫り、男が押し負けるという構図です。もうおわかりだろう。木嶋は見た目通りのブサイクのデブのヤリマンにすぎないのだ。(BUBKAより)


ただ、画家の話が本当だとすると20歳〜25歳の佳苗はまだそこまで太っていない。
太ってからつきあっていた本命のSとはこんな感じだ。



気絶どころか、イクことさえままならなくなり、最近では、イカせてくれるどころか、勃起さえままならず・・・
勃起しても中折れで・・・(略)
しかもその上息子の調子がイマイチなので、前戯でも本番でもイケないと、欲求不満度マックスになる。
(「気絶したい」2006年7月13日・桜の欲求不満日記)


945 :可愛い奥様:2009/11/15() 00:32:22 ID:gFUdcN750
    こんなの書かれて、Sさん外歩けなくなりそう


私、寂しいんだって気づいた。
彼の手抜きエッチに慣れてしまって、どうして不満ばかり言うようになってしまったのかもわからなかったけれど、優しく丁寧に愛されたかったんだって気づいた。
(「マッサージで涙が出ちゃった」2006年5月16日・桜の欲求不満日記)


案の定、セックスは数分で終了。
今日も射精はなし。
イク気力も体力も精力もないのか・・・
勃起を長時間保てないらしい。
中折れするまえに抜いてるらしい。
あまりにも欲求不満で、久しぶりに夜オナニーしちゃった。
むなしい・・・(「短いセックス」2006年5月22日・欲求不満日記)


セックスレスになったり、性的な不満がつのると、余計なことばかり考えてしまうし、何に対してもやる気が起きないし、優しくなれない気がする。
いつになったら彼とセックスできるのかなぁ。
夏までに満足できなかったら、もう今の彼はだめだな。 (「セックスレス」2006年5月28日・欲求不満日記)


読んでるこちらが引くほど、Sさんとのセックスの不満を連綿と綴りつづける佳苗。
昔は優しかったらしいSに一体何があったのかと思っていたら、原因は佳苗にもわかっていた。


もう、驚くほど精力は弱ってきている彼ですが、彼からすると、私は驚くほど
太ってしまったと思いますo(≧▽≦)o
もとから淡白な彼が、ますます性欲低下させる原因を私が作ってしまっている・・・
と私も自覚しているので・・・(「回復」2006年8月1日・桜の欲求不満日記)


じゃあブログ書いてないで痩せろよ!!! と、日本全国の読者が叫んだことと思う。
o(≧▽≦)oじゃないよ!
しかしもちろん痩せるどころかどんどん太っている。
むしろ痩せろという台詞は母から聞き飽きているので、無意識に反抗して逆に過食してしまうのか。
そしてこの日のブログがこう締められている。


明日の晩御飯は、彼と姪と一緒に食べる予定なので
楽しみだなっと。(「回復」2006年8月1日・桜の欲求不満日記)


例の負け惜しみの一言「楽しみ、楽しみ」が出た。
さらに、ここまで悩んでいるのに本人には面と向かって言えず、陰湿な嫌がらせをする。


昨日は日曜日で彼が私のオウチに遊びに来たのに、
当然のようにセックスはなし。
おのずと料理も手抜きになる。
お料理は、私の最大の愛情表現。
ご機嫌な時(=良いセックスをしてくれた時)は、
最低五品のおかずに、デザートはフルーツに手作りお菓子。(略)
セックスの満足度でご飯の内容が変わる、と彼も気付いてる様子。
わかっているなら、してくれたらいいのに、ね。
(「セックスの頻度」2006年5月15日・桜の欲求不満日記)


このおかずを減らすという行為は、母の佳苗に対する強制ダイエットと同じ方法であることにも注目したい。佳苗のなかで「お料理は、私の最大の愛情表現」は「母の愛情表現」に言い換えられるのかもしれない。
ちょっと横道にそれるが、佳苗の、男性に(女性にも?)直接文句を言えない感じは異常である。
たとえば拘置所日記にも出てくる。
差し入れの不二家カントリーマアムに関する話。


 さて、カントリーマアムの件。言わずと知れた、不二家のチョコチップクッキー。(略)
 原材料名見たら、「水あめ」や「白ねりあん」が入っていることが判明。「古き良き時代のアメリカに伝わる、チョコチップの香り豊かなカントリー風クッキー」なのに。バターの入っていないクッキーなんて食べたくない。
 「カントリーマアムは和菓子じゃないですかね」
 私は差し入れてくれた年下の彼に伝えた。次に来た時も、彼はカントリーマアムを差し入れて帰った。どうやら彼は、私がカントリーマアムを気に入ったと受け取ったらしい。
 これはまずいと思い、私は「餡は好きですが、目に見える形で頂きたい」と伝えた。私なりの婉曲表現のつもりだった。すると彼は、どら焼きと最中とカントリーマアムを差し入れて帰った。カントリーマアムが余計だよーと叫びたかったが、彼に悪意はない。その後も、色々と婉曲表現を捻り出して伝えるも理解されず、今に至る。
 多分、年下の彼は、私が最初にカントリーマアムの食感に驚いた時の言葉を鮮烈に覚えていて、まさか嫌いになるとは想像もできないのだと思う。このブログ、読んでくれているかなぁ。カントリーマアムは、もういりません。
 あ!もしや彼は、カントリーマアムの原材料に白ねりあんが使われていることを知らないのか。
 それは、通じないはずだよね。(「カントリーマアム」2014年01月29日・木嶋佳苗の拘置所日記)


とんでもない察してちゃんだ。
なぜ直接「カントリーマアムはもういりません」と言えないのか。
「色々と湾曲表現を捻り出す」必要性が謎だ。
佳苗に聞けば、やり取りを楽しんでるとかなんとか言うだろう。
例えばこんな風に。


私はどうも、男の人に怒りを感じない性質の持ち主でして、こういう擦れ違いや通じなさが、たまらなく面白いんです。
男性に対して苛立ちを感じないから、全てを許してしまう。基本的に、全て受け入れて断らない。(「プリンター」2014年01月26日・木嶋佳苗)


もしそうなら、なぜこっそりSのおかずを減らしたり、夜道でお皿を割ったりするのか。
ただ抑えているだけの人は「怒りを感じない性質」とは言わない。
しかもこの日記には戦慄の言葉が続く。


生理的に無理、という初体験が、婚活で知り合った男性たちだったわけです。彼らは「スマン」の美学を知らない人たちだった。(「プリンター」2014年01月26日・木嶋佳苗)


319 :可愛い奥様:2014/02/27(木) 13:15:10.82 ID:g5Xp2oiT0
    >生理的に無理、という初体験が婚活で知り合った男性たちだったわけです。

   ↑ここでもう殺害理由を言ってるようなものだし。
    被害者家族が観たら、憤りを通り過ぎて失神するよ。
    普段女性に対して怒ったり嫌ったりする事がない
    おおらかな田舎のオジサンでも、
    こんなデブス、俺は生理的に無理ー!て思うと思うよ。


佳苗はSにも「年下の彼」にも、そしてたぶん被害男性たちにも面と向かって否定的なことを言うのが怖いのだ。
だからこっそりおかずを減らしたり、夜道でお皿を割ったり、もしかしたら練炭で抹殺するのだろう。
控えめな女性、などと美化してごまかしても無駄だ。
ここにわたしは佳苗の限界を見た。
ちなみに「拘置所日記」は今後、かなり口を滑らせる可能性のある場所とにらんでいる。
どうせ最高裁も死刑になるし、そうなれば面会も家族のみになり、話題性もなくなる。
ストレスと、注目度を上げたいこと、そして「私はもう「嘘をつくための特別な独立器官」が退化したので、隠し事も下手になってしまった」(「彼らとの諍い」2014年04月17日・木嶋佳苗拘置所日記)という本人の告白から見て、殺害認知に近いことを言う可能性もあるのではないか。
その意味で、今後も注視していきたいと思っている。

ともあれ、セックスで金を得る「一石二鳥」を佳苗が覚えたのは別海時代のごく若い頃のことだ。
援助交際が佳苗の価値観を狂わせてしまったのか。


745 :可愛い奥様:2009/12/13(日) 21:30:17 ID:zPGVv/zH0
    本人は援交という意識は無くて、
    大人と交際してお金貰うのっていい事だと思っていたんだと思う。
    中学校時代、学校から散々援交を止めるように言われても
    止めなかったっていうし、
    友達に男と二人で写っている写真見せたり、
    テレクラで知り合った男に会うのに友達について来て貰ったり、
    「隠す」っていう事をしなかったみたいだから。 


751 :可愛い奥様:2009/12/13(日) 21:47:58 ID:VXikYdxp0
    私も援交に関しては、いわゆるセックス1回していくらみたいな
    援助交際じゃなくて、いちおう当人達は付き合ってるみたいな気分で
    お小遣いをもらう交際だったんじゃないのかなって気がする。
    本人恋人同士気分で自慢してるけど、
    こっちは全然羨ましくないみたいなw


977 :可愛い奥様:2010/03/19(金) 17:36:31 ID:RNp/JZ1U0
    子供の頃に性を売り物にして味覚えちゃった人って
    修正不可能の「幼児的万能感」を持つみたいよ?
    そりゃオヤジ相手に子供が売春してれば、
    恋愛市場における年齢の若さって絶対的なアドバンテージだから、
    上から目線でいくらでも強気に出れるわけよ。
    その優位性が自分の立ち位置のデフォルトだと錯覚するし、
    性=ラクに金稼げる裏技として、自動的にそっちの道に入るしね。
    売春とか援助交際とか軽く見てる人多いけど、
    一度染まったら抜け出せないドロ沼だと思う。
    覚せい剤やめますか人間やめますかレベルの。


405 :可愛い奥様:2012/01/12(木) 09:57:02.98 ID:Au5S1Qf/0
    レンタルビデオ店員と付き合っているという噂があったから
    力士エの売春歴は小学生のときから始まってたという証言が
    いくつかあったと思う
    ちなみに親は周囲から言われても、
    娘を信じて真実を認めなかったとのこと 


408 :可愛い奥様:2012/01/12(木) 10:08:20.18 ID:TwV0Fn/h0
    >娘を信じて真実を認めなかった
    娘を信じてってより、この毒母って、
    自分の世間体が一番大事だったからじゃない?
    ご近所の人が、力士が郵便局に私書箱開設して、
    家族に見せられない相手と秘密文通してるのを
    わざわざ母親に教えてあげたのに、この母親は
    「たんなる文通で、それだけよ」と、力士に説教するより
    世間に対してとりつくろうことばかりしてる。
    力士も、母親の価値観が、
    自分の世間体と見栄>>>>>>>娘の人生 だって
    肌で感じてたろう。
    だから、自分を切り売りする売春に飛び込んだんじゃ
    ないかなって気がする。
    そこまでしたら、親ならどう出るか?見たかった。
    けど、やっぱ臭いものにフタで終わって、
    だったら金も儲かるしセックスも好きだしで、
    止まらない列車に乗っちゃった。 


904 :可愛い奥様:2009/11/30(月) 00:34:12 ID:jvb8g6KY0
    小学生からテレクラで中年相手に売春→北海道のど田舎じゃ無理!
    風俗勤め→デブな上にあの性格では体力を使ったHサービスは無理!
    というのが初期のこのスレの流れだったのに全部事実なんだ。
    ソープ嬢日記が発見されるまでは、
    セレブぶってもどこか憎めない力士だったけれども、
    ソープ嬢の事実は引いたわ。ゾッとする。
    お金と淫欲にまみれた薄汚い連続殺人だったのね・・・。


763 :可愛い奥様:2009/11/16(月) 02:18:51 ID:Wx9O7HpaO
    ソープっていうよりデリヘルって感じがする。
    風俗で働くにも段階があって、いきなり本職のソープには行かないと思う。
    最初はテレクラや出会い系などで個人売春。
    次に進むのが店舗無しのデリ系。
    これだとテレクラ個人売春からの敷居が低いから。


80 :可愛い奥様:2009/11/18(水) 12:14:41 ID:CqJ6VI4f0
    欲求不満日記の中に
    「掲示板の単独男性と、わたしたちでラブホ行って」との記述があったけど、
    勃起不全のSとのセックスに不満でスワッピングやってたってことだよね。
    力士エ本当に性欲旺盛だったんだろうなあ。
    脳内の、性欲中枢と食欲中枢は隣り合わせで、
    両者を間違える人間もいるとか。
    セックスに飢えて、ひたすらバターやラード食いまくったのかな?
    太ってる人って淡白かと思っていたけど、見方が変わったよ。


この「性欲中枢と食欲中枢が隣り合わせで間違える人もいる」という書き込みは興味深い。わたしも佳苗の食欲、性欲は同根だと思っている。
それはありきたりだがやっぱり愛情に対する飢餓感だろうし、家庭環境によるのではないか。
そんな佳苗の謎の価値観を表すエピソードをひとつ。
100日裁判では東大卒の美人検察官の登場が話題になった。
佳苗の敵である検察が女性で若くて美人となれば当然、敵意を持つはずだ。


297 :可愛い奥様:2012/03/06(火) 20:30:46.56 ID:7iWPuekS0
    力士…目の前の正真正銘のエリート美女を前に何を思うか…
    いや、あまりに格が違うから、既に目に入らないかな(逆の意味で) 



309 :可愛い奥様:2012/03/06(火) 20:37:50.27 ID:ztuCCsm20
    力士「あんたなんかソープで働いたことないでしょ!」
    「売春した数はアテクシの方が勝ち!」
    「男から金貰ったことないでしょ!」大勘違い発言しそうw


316 :可愛い奥様 :2012/03/06(火) 20:43:27.96 ID:i3dUzclt0
    「初体験の年齢で勝ってる」とかも思ってそう。


そんな、まさかと思うだろうか。
わたしにはさもありなんとしか思えない。


448 :可愛い奥様:2014/02/28(金) 07:47:55.06 ID:VOcyTnJu0
    特別なワタクシ、男にモテモテのワタクシを気取ってるわりには
    一番好きで貢いでたSさんからは大事にされず、警察に追われてるときも
    なぜかSさんを頼らずに見ず知らずの男(報知器さん)の家に
    転がり込んだんだよねぇ?
    SさんはHも受身で嫌々やってたようだし、名器自慢()の力士が
    男にHを拒まれるなんて、なんだか矛盾だらけだわw
    確かSさんは裁判にも出てきたんだよね
    ほんの一言でも力士を庇うようなことを言ってくれたのだろうか?
    それともバッサリ切り捨てられたのだろうか?
    愛する男性と結婚して幸せに暮らしてる私達奥様にも完敗のくせに、
    どこがモテモテで特別なんだよw


こうして簡単にまとめられると佳苗の「淫欲」事情もかなり寂しい。