20040221

今日も元気にドカンを決めたらヨウラン背負って出社です。

最近、ものっそ平凡コンプレックスだったんです。「キムタク」でも「自分を好きになる本」(なんてのが実在するかどうかわからないけど比喩的な意味でね)でも「ドラマ」でもいいんだけど、そういうものに夢中になってみんなでわいわい好きなものについて語るっていうのが羨ましくて、羨ましすぎて正直憎いくらいでした。平凡だけどかわいらしくて、道端の花や空の色や猫に小さな幸せを見出してデジカメで写真撮ってウェブにアップしたりして、できたばかりのカフェに寄ってカプチーノ飲んで帰りにレジ横の紅茶の葉を買って胸に抱いて帰るような感じ。あーかわいいよ、あなたたちは本当にかわいいよ、後ろから抱きしめて、抱きしめついでにその細い指の2、3本でもへし折ってやろうかーみたいなドス黒い感じ。わたしだって花にも空にも紅茶にも感動するんだけど、いろんな邪念が入るし(「なるほどこのせこさがサザビーグループだわ」)、ちょっと油断すると「プッ、なにそれかわいいつもり?」と自分にすぐツッコミが入ってしまうのですね。あと多数派の人ってのは自分の振る舞いに無自覚だからなんだかんだ言って少数派を傷つけてたりするのよね。ま、そんなわけで小さいときから「非凡であることはいいことだ」と半ば自己肯定的に洗脳されてきたわたしはここんとこ、薄暗かったわけです。ところが昨日、ぽっかり空いた1時間に長電話して(わたしの中では1 時間は長電話)、なんか勇気づけられちゃった。わりと傲慢な書き方になったらごめんなさいですけど、人が言ったことだから許してね。「みんなが好きなものを好きになれる程度の感性の人たちと盛り上がったってしょうがないでしょ。もちろん、同じものを好きな人が現れたらうれしいけど、好きなものがあってそれを好きだって事が一番大事なんじゃない」ですって。四十代の独身男からこんなポエミーな言葉を聞くなんて予想外のことで感動しました。言葉で書くと「自分を好きになる本」と変わらない感じだけど、彼はわたしより変わってて(本人認めないかもしれないけど)わたしの数倍も孤独感を味わってるはずだから、けっこう重みがありました。あーよかった、かわいいクマちゃんに息の根を止められるところだったよ。

あ、そうそう同じ人に聞いたんだけど、野茂って風俗大好きらしい。ただの噂かも知れないけどさー、もう知らない(怒)!

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