うさぎのお尻というものに魅せられている。
発端は「ウサギってどうしてあんなにプリケツなの?」というスレッド。
実家で3代猫を飼っている猫派のわたし、今までうさぎにはなんの感慨もなかったので、お尻画像の破壊力には不意をつかれてしまった。
調べてみると、うさぎのお尻(ウサケツ)の魅力はうさぎファンのなかでは常識なのか、NAVERまとめにも
「うさけつ(うさぎのお尻)も悶絶するほどかわいい」というページができている(というより、件のスレッドはここを参考にしたものか)。
※ちなみに、アメリカの大手食品加工会社ベティー・クロッカーにもウサケツケーキのレシピがあるらしい。
Bunny Butt Cake Recipe from Betty Crocker
いろいろ見ていると、心に響くケツとそうでもないケツがあることに気づく。
人にもよるのだろうが、わたしは足をまるめこんだケツには興味がない。
足を後ろまたは横に伸ばして、しどけなく横たわっているケツがグッとくる。
例えばこれ。
とか、これ。
とか、これ。
ケツそのものというより、ケツとしっぽと足の三位一体がえも言われぬオーラを発する。ように思う。
この感じ、なんだか既視感があるなと思ったら、手塚治虫描くうさぎのセクシーさなんですね。
その感じが、もっともわかりやすいのが「W3(ワンダースリー)」のボッコ隊長。
「W3(ワンダースリー)」は、銀河系のすぐれた生物の集り「銀河連盟」が、殺戮を繰り返す地球人を存続させるか否かを決める会議が発端となって展開するSF作品。
存続の可否は、銀河パトロール第四部隊所属の「ワンダースリー」を一年間地球に潜入させてから決定することになり、メンバーのボッコとノッコとプッコが、それぞれ兎、馬、アヒルに姿を変えて潜り込むというもの。
1965年の作品で、ディズニーの影響色濃い、擬人化された表情豊かな動物三匹が見所の一つだが、なかでもボッコは、やたら感情の起伏が激しいうさぎで、何かあるたびに巨大な耳やしっぽをふりたてるところが女=ヒステリー的男尊女卑スレスレのスリリングなかわいさがある。
というわけで、あらためて「W3(ワンダースリー)」を読み直してウサケツ的視点で選んだボッコ画像を発表!
実はベスト5にしようと思ったんだけど、どうしても絞りきれずベスト10になってしまったのが嬉し悔しい。
付箋をつけながら、ふと「自分は何をやっているんだろう……」と思ったことは内緒。
第10位!
右足を折り曲げ、左足を伸ばした緊張感あふれるポーズ。
デカすぎるしっぽがそそります。
このしっぽ、ウサケツの引き立て役としての責任を突然思い出すのか、コマによって急に巨大化したりするので要注目。
第9位!
はい、巨大化きました。
頭より大きいしっぽ。
いくらなんでもでかすぎる。
イイヨ、イイヨ。
第8位!
いいですねえ、耳と右足を思い切り前に出した前傾姿勢。
どうも手塚先生はボッコの耳も推したいようですが、わたしにはとくに響きません。
第7位!
その昔、太い足を称して桜島大根などと申しましたが、見事な大根が2本。
かわいいです。
鰤と一緒に炊きたいくらいかわいい。
第6位!
出ました、手塚お得意のSMシーン!
鎖と足としっぽのコントラストが素晴らしい。
「シューッ」って……。
エロ本を見ているような後ろ暗さを感じます。
第5位!
一見、シンプルな絵面ながら、ここで推したいのは尻と太もものつなぎ目部分。
ウサケツを強調するかのようにへこんでいるのがポイントです。
手塚先生、ウサケツわかってるぅ。
第4位!
何やらピンチそうなボッコさん。
そう、セクシーなボッコさんは大抵ピンチの真っ最中です。
こういう足の型は結構出てくるのですが、股の三角部分まで描かれているものは少ないので、第4位。
さて、ここからベスト3の発表です!
第3位!
出、出た〜!
宇宙人ボッコがうさぎにメタモルフォーゼするシーン。
手塚漫画ではお馴染みな展開ですが、ボッコさんはとくに素晴らしい。
水をやり忘れた観葉植物のように見事に垂れ下がった耳のここでの仕事は、さすがに認めざるを得ません。
震えるしっぽとウサケツのコンビネーションもお見事。
そして第2位!
実はこのコマ、「W3」のなかで最高のコマだと思っています。
いや、思っていました。
ウサケツを知るまでは。
これは、宇宙から持って来た反陽子爆弾がなくなったことを知り、ショックのあまり自害しようとするボッコ。
うさぎなのでうさぎ狩りの罠が出てくるのが手塚ギャグ。
運を天に任せた無垢の状態のこのお腹、この軽く曲げた足……神々しすぎるよ、ボッコ。
でも、ウサケツ的にはおしつぶされたしっぽくらいしか見るところはないので、泣く泣く2位。
そしてそして、栄えある第一位は!
ドロドロドロドロドロ……(ドラムロール)
こちら!
完全なる、完璧なるウサケツ。
荒ぶるウサケツの魅力を欲しいままにあますことなく表現しきっている神コマです。
顔なんかいらない!
ケツとしっぽと足さえあれば!!!
ちなみに番外編として、包帯ボッコ。
ヤバいです、手塚先生。
萌えを知り尽くしているとしか言いようがない。
うさぎ+包帯+反省……ゴスとか包帯少女ファッションを何十年も先取りしています。
NIPPON、MANGA、HENTAI、BANZAI!
(そろそろ手塚ファンに怒られそうな気がして来た……)
ちなみに、ボッコはこう見えて宇宙人ですので、中身はこうなってます。
これ、宇宙人っていうよりロボ(ry
そして、メタモルフォーゼする前のボッコ本人の姿はこちら。
萌えなさすぎて笑った……。