20030831

「星を継ぐもの」一昨日読了。<※これ以降ネタバレ注意!>びっくりするような展開と聞いていたので期待してたけど、まあまあ想像どおりというか、わたしの想像してた展開の方がすごかったぞ(そういう主旨の本でもない)。チャーリーたちルナリアンは地球人だった!ってのは想像どおりで、わたしの予想では、チャーリーはわれわれ人類の子孫(西暦3000年ごろの人間)で、タイムマシンかなんか発明して5万年前に降り立ったというのかと思ってた。いや、その目的はわかんないし、理論上可能なのか知らないけども、そこは物理学的記述とか航空宇宙学的記述はほとんど流して読んでたレベルなんで、まあね。SFはブラッドベリ、アシモフ数冊程度しか読んでなくて、ブラッドベリは萩尾望都を読んでから読んだ人なので、例えば「びっくり箱」なんてのは腰抜かしそうな展開で、やっぱり本は、ジャンルは抜きにしてロアルド・ダールみたいな誰も思いつかないような奇想天外なのが好きだなあと思いました(どういう感想だ)。


土曜日の朝の番組で宅間と拘置所で隣りあわせ(正確には隣りの隣りだがひとつ空けて拘置されるらしいので、隣りみたいなもの)だった人がインタビューされていて、それによると死刑確実とされていた人が裁判終了後に「無期だった!」と言って帰ってきたときにその人と宅間で「よかったなー」と言いあったとか、死ぬのは怖くないと言っていたのにどこで執行されるか頻りに聞いていたとか、いい人風エピソードばかり言っていて、それはそれでなんだかなあで、マスコミは自分の意図のとおりに言わせたり編集したりしているわけで、報道されてることだけでどうこう書いてても仕方ない気がしました。宅間も「報道はウソばっかりや。(下見をしていたと報道されていたことについても)たまたまや」と言ってたらしいし。(って、それも報道されたネタじゃ……)あ、印象的な言葉として、裁判所に被害者の子供の遺影を持ってくる親の話をしていて「写真なんか見れるわけないやんか、見たらおれが消滅してしまう」と言ったらしく、なんだか詩的な表現だと思いました。って、どうも好意的かなあ、わたし。違うんだけど。

0 件のコメント:

コメントを投稿