20091222

今日、拙書『明治 大正 昭和 不良少女伝』が出て、はじめて本屋に行った。
本当はもっと早く行きたかったが、出版記念イベントなどでバタバタしていてこんな時期になってしまった。
手帳も買いたかったので、とりあえず近所で大きな本屋のある池袋に向う。
まずは駅からリブロへ。
大した展望もないままふらふらと探しに出るが、あまりに広大で断念し、備え付けのパソコンで検索。
人文コーナーにあることがわかり、いよいよ出発。
本当に「出発」といいたくなるほど店内が広い。
店員に「ここを出て右にまっすぐ行くとエスカレーターがありますので、そこから二階に上がってください」といわれるが、そのエスカレーターが見当たらない。
もともと三次元に弱いので(地図もだめ)、さまよいながら半泣きになる。
やっとたどり着いたら、まあ、小さな小さなコーナーの片隅。
誰も気づかないのでは、と思うような端っこで、ちょっと青ざめた。
自作POPでも用意して書店員の方に設置をお願いするしかないかなあ、と暗澹たる気持ちのままジュンク堂へ。
こちらは入り口を入ってすぐ右のエスカレーター横の平台に置かれていて、欣喜雀躍。
歴史書のある四階にも、エスカレーター降りて目の前の新刊平台にある。
ついでに棚も見に行ったら、近代史コーナーにはなかったが、女性史コーナーにある。
ありがたいやら嬉しいやら。
ジュンク堂は置いてくれたからいうわけではないが、気になる本、面白そうな本がザクザクあった。
『追跡『東京パック』下田憲一郎と風刺漫画の時代』もそうだし、添田唖蝉坊の刀水書房のシリーズが揃っていたのも驚いた。
まさか新刊書店にあるとは……。
それにしても、本屋に行くたび思うのは新刊本の多さ。
これで滅入ってしまうのも、実は足が遠のく一因だったりする。
古本屋の方が落ちつく、などといったら著者失格なのだろうが。
ちなみに、手帳は選べなかった。
多過ぎる選択肢は人をうんざりさせる。

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