20030824

昨日は、待ちに待った『浴衣で神楽坂の会』(勝手に命名)。
以前から着付けを頼んでいた友人が前日の夜中に急遽キャンセルなどドタバタとありつつも、少し遅れて到着。
駆けつけたみなさまのまあまあ艶やかだったこと!

まどかさんの紺地に白百合を染め抜いた浴衣に黄色のトンボ帯はクラシカルな佇まい(髪には椿油!)、着物先輩の菜穂ちゃんは落ち着いた色のおきゃんないちご柄浴衣に金子國義の王冠の帯でシックなロリ、花さんは紺地に白水玉の町娘風が神楽坂にもしっくりあって着物生活者のようだったし、カナさんはアナ・スイの下駄のトルコブルーの鼻緒に合わせたという、同じくトルコブルーと赤のアブストラクトが白地に映える(本当は何の柄だったのかな)浴衣に黄の帯が素敵だった。
かくいうわたしは、グレー地に、白とブルーの縦じまの熱帯魚が泳いでいるという不思議な柄の浴衣に、白と赤のしましま帯で洋服みたいな格好。
鴨だとか、鮎の煮こごりだとか、谷中生姜などが少しづつ出て、ニッキの香りのお酒も入って、さて何の話をしていたのかと思い起こせば、やっぱり本や映画やネットの話題。
女子のそぞろ話は不思議に深遠だなあと感慨しかり。
9時にはろうけつ染めの浴衣を持って着物屋さんに行って帯を買って着付けてもらったという知能犯(!)のハルちゃんも合流してブラブラとお散歩してからお茶をした。
誰かが「あ、火星だね」と指さした先には夜空にくっきり赤いポッチ。
ああ、なんだか優雅だねえと思ったら、涙でにじんで大きく見えてきたよ。
昨日は今年の最高温度を記録したらしく、帰ったら全身汗びっしょりで、足は鼻緒の形に皮が剥けて大変なことに。
でも楽しかった、またやろうね。

そしてそして、昨日、今日と近所界隈ではお祭り真っ盛り。
歩けば当たるというほどお寺が多い町なのだけど神社は意外と少なくて、家の並びの諏方神社がここら辺りのお祭りを一手に引き受けている感じだ。
朝から子供神輿のドン、ドン、カカカ、ドンドンドン、カ、カ、という力なき太鼓の音で起こされるし、家の前の道が参道らしく、一歩出ると屋台がズラーっと並んで、大変な騒ぎ(本当に目の前の普通の細い道に屋台が並んでいる)。
こんな感じでときどき神輿が通り過ぎては一日中ピーヒャラピーヒャラやっているつもりらしい。
けど、食べ物が調達できて、便利、便利。

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